名前の入れ方②
前回は、名前をバランスよく入れるポイントとして、名前を入れる『位置』を取り上げました。今回は、名前の『字間』の空け方です。
◆バランスのよい『字間』の空け方
作品に名前を入れる時は、名字や名前の文字数によって、文字の間隔を変えます。
ただ等間隔に書くよりも、ずっと見栄えが良くなります。
基本の位置は前回説明した通り、用紙の左側です。
名前の一番下には、余白を作ります。
①字数が多い場合・・・名字と名前の間をやや広く空けます。
②名字2文字、名前2文字の場合・・・4文字の間を等間隔にします。
また、名字と名前の間をやや広く空けても良いでしょう。
③氏名が三文字の場合・・・名字と名前の間を一文字分しっかり空けます。
「余白の美」という言葉がありますが、書道においても「余白」は、文字の部分と同じくらい大切です。文字と余白、全体のバランスが、美しい作品を創り出すのです。