本当に書道で脳が活性化するの?
書道を学ぶメリットと言えば「字がきれいになる」や「姿勢が良くなる」と思われていますが、それだけではありません。
書道には脳を活性化させ、脳を鍛える効果もあると言われています。
子どもの柔らかい脳が書道によってさらに鍛えられたら、親御さんにとっても嬉しいですよね。
子どもが書道を学ぶことでどのように脳が活性化するのかお伝えします。
<ワクワクが脳を活性化させる>
筆に墨が付いたり半紙が墨で染められていく感覚は、子どもにとっては楽しいものです。
このワクワクする気持ちは知的好奇心と呼ばれ、脳は神経伝達物質のドーパミンを分泌します。
ドーパミンには「幸せな気持ちになる」「記憶力が上がる」「やる気を引き出す」「ポジティブになる」など子どもの成長にとって良い効果がたくさんあります。
<指先を司るのは脳>
書道は筆を細やかに動かして書くので、指先の繊細なコントロールが必要になります。
指先の感覚を司るのは脳です。
運動を制御したり指に触れた情報を認知したりと、指先と脳は連携して活動しています。
つまり字をたくさん書くことは、脳を刺激することに繋がります。
<集中力は脳の前頭前野を刺激>
書道は一文字一文字集中して書くことで、脳の前頭前野を刺激します。
前頭前野の機能は判断力や記憶力、想像力など、いわゆる「地頭の良さ」です。
地頭がいいと、論理的な思考や分析ができるようになり、新しい知識やスキルを速く吸収できるようになります。
<子どもの脳が活性化すると生きる力が身に付く>
子どもは脳を鍛えることで総合的な学習力や生きる力が身につきます。
困難な状況に直面しても柔軟に解決策を見出せる問題解決能力や、独創的なアイデアが思いつく思考力や表現力などです。
他にも、心のバランスが整うのでストレスの軽減や心の安定にも繋がります。
書道は文字をきれいに書くスキルだけではなく、脳を活性化させて賢く生きる術が身につけられるのです。
そのためにも、まずは練習を継続することが大切です。
毎日少しずつでも時間を設けて、脳への刺激を継続的に与えましょう。
そして親御さんは積極的に子どもを褒めてあげてください。
褒められることでも脳はドーパミンを分泌させ、さらにやる気がアップし脳を鍛えられますよ。